電子辞書 小学校モデル 東京学芸大学附属小金井小学校
楽しく英語に親しめ、自ら学ぶ主体性も向上。
グループごとの進みに合わせた柔軟な指導も可能に。

電子辞書の優れた英語教材や辞書が、一斉指導・グループ学習を支援。

東京学芸大学附属小金井小学校(取材日:2021年3月8日)

電子辞書の優れた英語教材や辞書が、
一斉指導グループ学習を支援。

小学校 外国語 電子辞書

東京学芸大学附属小金井小学校

  • 教諭

    中村香先生

東京学芸大学附属小金井小学校では、カシオの小学生向け電子辞書を取り入れた外国語の授業を実施。先生用に1台、児童用に10台整備し、一斉指導やグループ学習に役立てています。信頼性が高く、学びやすいコンテンツにより、子どもたち自身で疑問を解決できる学習環境が実現。進みが早いグループには電子辞書で先のことを調べさせてあげるなど臨機応変な指導も可能になりました。英語力のみならず、主体的に学ぶ姿勢の育成にもつながっています。

学びのためのコンテンツを、通信なしで活用できる安心感

教員の養成を主な目的とする東京学芸大学。その附属校である東京学芸大学附属小金井小学校は、教育実習生の受け入れ、教育研究の推進、大自然での荘生活(校外宿泊生活)の実施などが特色。6年生と留学生が英語でコミュニケーションするなど、国際交流も実施。豊かな学力を育成するためのさまざまな取り組みを行っています。

本校では小学生向け電子辞書を英語学習に活用。先生用の電子辞書はTV接続BOXで画面を大きく映し出し、一斉指導に使用。加えて、児童用に電子辞書を10台揃え、グループで1台ずつ使えるようにしています。電子辞書を活用してくださっている先生のお一人、中村香先生に詳しくお話を伺いました。

TV接続BOX(TV-BOX001)

XD-SX2800

XD-SK2800

「電子辞書なら素早く簡単に意味や綴りを調べられるだけでなく、英語の発音も確認できます。ネットに接続することなくコンテンツが活用できるところもポイントですね。以前インターネットに一斉接続したことにより通信トラブルが起きてしまったことがあり、ネット環境に左右されない安心感は大きいです。」(中村先生)

「パソコンやタブレットを使うと授業とは関係ないことをし始めてしまう子もいます。また、英単語や英語表現をWebの翻訳サービスなどで調べると、授業の既習事項から逸脱した難しい表現が出てきてしまうことも。当然周りの子どもたちも意味がわからず、授業のねらいとずれてしまいます。」(中村先生)

カシオの小学生向け電子辞書には、小学生の学びに特化したコンテンツが収録されており、そのすべてがオフラインで使用できるので、上記のような心配がないのが強み。

収録コンテンツが充実している点も評価。「まだすべてを使いこなせていないほど」と中村先生は話します。英和・和英辞典など基本的な辞書コンテンツはもちろん、百科事典なども実際に授業で活用して効果的だったとのこと。

「国際理解を深める4年生の英語の授業で、百科事典を使っていろいろな国のことを調べました。文化・風習など、国語辞典には載っていない多彩な情報が調べられ、子どもたちの外国への興味や知識が広がったと感じます。」(中村先生)

イラストと音声で一斉授業を楽しく演出

3年生の授業では、オックスフォードリーディングツリー(以下ORT)を帯活動で活用。

「フォニックスを取り入れた学習ができると思いました。TV接続BOXを介せば映像と音声をクラス全員で共有できます。子どもたちは音声を楽しんで真似してくれるので、英語で話すことを身近に感じてもらえます。単なる英文を丸暗記するのではなく、ストーリー仕立てで文脈的な意味を理解しながら学べるのもいいですね。」(中村先生)

ORTには日本語の音声も収録されていますが、あえて英語だけで展開。英語とイラストのみで大体の意味を把握できるよう授業を構成します。

実際に取材した授業では、本単元の「動物クイズをしよう」と絡めてORTを活用。好きな動物を選び、特徴を英文で作成してヒントにする動物クイズ。ORTにも登場人物たちが動物クイズを披露しあう『Fiction Level 2』“Quiz”が収録されています。授業の構成としては、一つ前の単元の授業で野菜の英単語を学習していたとのことで、復習を兼ねて野菜クイズを先に出題して理解を深めます。

これは何の花でしょう?ヒントを英語で出していきます。

子どもたちは答えがわかると大喜びで声を上げて元気に答えます。

その後にORTで動物クイズを何問か見せていきます。「より短くシンプルな英文で物語が進行するので、子どもたちにもわかりやすいです」。音声に合わせて子どもたちも真似して発音し、動物クイズの作り方を学んでいきます。

ORTの動物クイズ。愉快なキャラクターたちがジェスチャーを交えてヒントを出していきます。

電子辞書なら自分で調べられて達成感も得られる

その後、グループ単位で電子辞書を使いながら、実際に動物クイズを作成。和英辞典、かんたんサーチなども活用しながら、動物やその特徴の英単語を調べていきました。

電子辞書のさまざまなコンテンツを自由に使って、動物クイズのヒントをグループで相談しながら作成していきます。

電子辞書の使い方を説明しなくても、子どもたちはどんどん操作できます。電子辞書を使って間もない3年生の児童が、ローマ字打ちで文字を入力し、直観的に操作できるのは一昔前では考えられませんでしたが、タブレットや携帯などを日頃から操作している今の子どもたちには普通のようです。

「電子辞書を活用したことで、子どもたちが言いたい表現、知りたい表現を自分で探してくれるようになりました。先生に聞けば答えはわかります。でも、それを待つのではなく、自分で調べた方がより学びに対して主体的と言えますし、達成感も得られます。」(中村先生)

質問が多いと限られた時間の中で子どもたちを待たせてしまうことにもなります。電子辞書があれば子どもたち自身で疑問を解決できるので、グループごとのペースで学習を進められます。

「課題が早めに終わった子たちには『さらに深い内容を調べてみよう』と促せますし、待っている間、他のコンテンツで学ばせてあげることもできます。アニメで英語が学べるリトルチャロなども収録しているので、楽しく英語に触れることができます。どのコンテンツを開いても学びに繋がるのが電子辞書のいいところです。」(中村先生)

学ぶ意欲を上手に高める電子辞書。6年生が留学生とコミュニケーションしたときも、子どもたちは電子辞書を使って言いたい表現を調べました。普段なら表現を調べて終わるところですが、もっと違う表現はないか、この英文はどう発音するのかといった疑問にも電子辞書は答えてくれます。主体的に調べていた子どもたちの姿が印象的だったそうです。

チャンツを活用した音声指導など試してみたい取り組みはたくさん

今後も電子辞書を使った授業を推進していきたいと中村先生は述べます。

「まだまだ使っていないコンテンツがあります。チャンツを活用したキクタンキッズなどはイラストもかわいいし子どもたちも楽しく取り組めそうですよね。テレビに英和辞典を映して、調べた英単語の発音をみんなで確認したりもできます。」(中村先生)

また、電子辞書には、英語に限らず、国語をはじめとする他の教科や総合的な学習の時間などにも役立つコンテンツが豊富に収録されています。「荘生活(校外宿泊生活)では実施したあとにレポートを書きます。キッズジャポニカなどを使えば、表現豊かなレポートが書けるのではないでしょうか。活用の幅は広いので、英語以外の授業でもいろいろな先生に活用していただきたいですね」。

記事制作協力:株式会社アドワークス