関数電卓 例題と操作  半径50cmのタイヤを持つ車が1km進んだとき、タイヤは何回転しているか

半径50cmのタイヤを持つ車が1km進んだとき、タイヤは何回転しているか

  • 単元・項目<関数>
    弧度法
  • 電卓機能度数法表示、アンサーメモリー

問題

  • 半径50cmのタイヤを持つ車が1km進んだとき、タイヤは何回転しているか。(πを使用せずに求める)

指針・ヒント

  • 1ラジアンの角度に対する弧の長さは半径に等しい。
  • 回転角をラジアンで求め、度数法に変換する。
  • 回転角(ラジアン)は移動距離/半径で求めることができる。

解答

 
キー操作
画面(キー操作後)
  1. 1 基本計算モードを選択。

キー操作

w1

画面(キー操作後)

  1. 2 移動距離(1,000m)を半径(0.5m)で割ったもの(ラジアン)を度数法で結果を求める。約114,592度回転したことがわかる。

キー操作

(1000a0.5$)T22=

画面(キー操作後)

  1. 3 タイヤの回転数を求めるために360(度)で割る。 回転数は仮分数で表示。

キー操作

114592P360=

画面(キー操作後)

  1. 4 回転数をわかりやすくするために帯分数に変換する。

キー操作

qn

画面(キー操作後)

  1. 5 14/45(回転)を度にするために360(度)を掛ける。 これらからタイヤは約318周と112°回転したことがわかる。

キー操作

360O14a45=

画面(キー操作後)

● アンサーメモリー機能を使って解いてみよう。

  1. 6 基本計算モードを選択。

キー操作

w1

画面(キー操作後)

  1. 7 移動距離(1,000m)を半径(0.5m)で割ったもの(ラジアン)を度数法で結果を求める。約114,592度回転したことがわかる。

キー操作

(1000a0.5$)T22=

画面(キー操作後)

  1. 8 結果を360で割ってタイヤの回転数を求める。 7.の結果表示で演算キー(ここでは[÷])を押すと、直前の計算結果(7.の計算結果)がAns.(アンサーメモリー)として参照計算できる。

キー操作

P360=

画面(キー操作後)

  1. 9 小数点以下を回転角度で表すために先ず整数部の値:318を減ずる。

キー操作

p318=

画面(キー操作後)

  1. 10 結果の小数部に360(度)を掛ける。 ここからタイヤは約318周と112°回転したことがわかる。

キー操作

O360=

画面(キー操作後)