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東京学芸大学様

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大学理科デジタルカメラ

教師自身が教材を作ることで、
授業の幅が広がります

  • 東京学芸大学
  • 教育学部 理科教育分野講師
  • 中西 史先生

使用製品

ハイスピードエクシリム
<EX-F1>
使い方ガイド

東京学芸大学の中西先生は、担当する授業「理科教材開発の理論と実践」の中で、教師を目指す学生に理科教育の映像教材づくりの方法を指導している。教師が自分で映像教材を作成することの意義や、作り方のコツについて、語っていただいた。

半年で1本、オリジナルの映像教材

「理科教材開発の理論と実践」を履修する学生は3年生が中心。将来、小中学校や高等学校の教員を目指している。
彼らは半年間の授業期間中に各自1本、実際の授業に使うという想定の映像教材を作る。どう撮影したらわかりやすいか、実際の授業で役立てることができるか…企画を考え、写真や動画を撮影し、映像編集ソフトを使って編集するところまで自分でおこなう。個人制作の前には、グループで習作を制作することにより、撮影機器や映像編集ソフトの使い方を習得する。
この日は、学生一人一人が完成間近な映像教材を発表し、相互に感想やアドバイスを述べ合い、先生がコメントを加えるという形式で授業をすすめていた。
「自分でテーマを探して、教材研究を行い、その上でいかに見せるかを考えて撮影、編集を行うので、相当大変な課題です」と中西先生。「でも、学生は志の高い人ばかりで、期待以上に頑張学生たちの作った映像教材は、図を入れたり、地図と連動するなど構成に工夫がされていた。ナレーション、BGMなども入っておりどれも見応えがあった。
「自分で編集してビデオクリップが作れる先生は、全体で見るとまだそれほど多くありません。教師自身が『これを見せてあげたい』という映像が作れると、授業の幅が広がります」

素材への理解と、対象への理解

教師が教材として映像を作るとき、大切なのは、素材の理解、対象の理解だという。
素材の理解というのは、教材となる撮影対象の科学的・教育的理解のこと。たとえば発芽の様子を早送りで見せるため、デジタルカメラでインターバル撮影する場合、植物材料の発芽条件にあわせて撮影環境を整え、発芽のスピードを考慮してシャッターの頻度を決める必要がある。
また対象への理解は、教材を利用する学習者の実態を理解すること。
「どういうものが既習事項として子どもたちの頭の中に入っているのか。どう説明したら理解しやすいのか、たとえばそれは話すテンポや、言葉の使い方、漢字表記かひらがなか、文字の大きさなどをどうするかの判断に関わってきます。素材と対象の理解は、映像教材作りに限らず、全ての教育の基本となるものです。この授業では、映像教材作りのための試行錯誤を通して、その基本を習得することをねらいとしています」

手作り教材だから、子どもがリアリティを感じられる

プロが撮影した映像はもちろん素晴らしい。しかし「手作りの映像教材には、テレビ番組や市販の教材にはない魅力があります」と中西先生は言う。
「完成度を求めるなら、プロが作った教材を見せれば良いんですが、自分の先生や、自分の教室、自分が育てた動植物など身近なものごとが登場すると、子どもは親しみを覚え、リアリティを感じる。そこが大切なんです」
既存の映像作品にはないリアル感が、子どもの理解をうながすと中西先生は言う。

 

最後に、教師が映像教材を作る際のコツについてうかがった。
「授業と同じで、入れ込みすぎない、ということですね。また、児童生徒がビデオ教材を見ている間、授業者はどのような役割をはたすのかを考えながら作成することをおすすめします」
教材として作るビデオクリップは独立した『作品』ではないと心得るべきだそうだ。
「ビデオだけで完結するモノを作ろうとせず、たとえば『ここでいったん止めて説明を入れる』『ここは音をなくして、直接しゃべろう』など、授業の中にどう取り入れるか、授業全体の組み立ての中での役割を考えて作っていくと良いと思います」

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